データ分析を直感的に実現させるBIツール

帳票作成・データ抽出/分析のBIツールDataNature

NTTDATA

導入事例

サービス
(リース・レンタル)
成果が出るツールしか使わない。
データから真実を
引き出し経営に活かす。
商品分析業務分析クレーム分析

お客様のご紹介

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本社:東京都小金井市
創立:1964年
資本金:9,900万円
従業員数:社員 360名
売上高:30億円
事業内容:1 地域密着事業
武蔵野地域を中心とした、オフィス/店舗/家庭の環境向上を目的としたレンタル商品の取り扱い、環境クリーニングサービス、各種飲料のお届け
2 広域事業
ボイスメール、インターネット 3 ビジネスモデル公開事業
武蔵野の経営の仕組みを「経営の動くショールーム」として紹介する経営サポート事業
http://www.musashino.co.jp/

ph_musashino_01 株式会社武蔵野 代表取締役社長 小山 昇 様 ph_musashino_02

中小企業IT化の旗頭「株式会社武蔵野」

株式会社武蔵野は、ダスキンフランチャイズチェーン加盟店事業をはじめとする地域密着事業と、同社の経営の仕組を「経営の動くショールーム」として紹介する経営サポート事業を中核とする事業展開を進めている。ITの活用には特に熱心に取り組み、2000年には「日本経営品質賞」受賞、2001年には情報化月間情報化促進貢献企業表彰「経済産業大臣表彰」拝受、2005年「IT経営百選最優秀賞」受賞など、まさに中小企業IT活用の旗頭として躍進を続けている。

ピボットでは、データ活用に十分でなかった。

武蔵野では、データ活用の重要性に早くから着目しExcelのピボットテーブルを用いて社員全員が自らの手でデータを分析する仕組作りを進め、その一環として年2回 “ピボット大会” を開催してきた。これにより、社員一人ひとりが「データを活用して業務を改善する」ことには、一定の成果を得られたものの、一方では、以下のような課題も明確になってきた。

第一には、基幹システムからのデータ抽出は専用のコマンドを叩いて行う必要があり、現場が自由にデータを使うには、依然としてハードルが高かったこと。システム部の田中氏はこう語る。「例えば、当社では売上上位のお客様には、お中元やお歳暮の時期に社長以下経営幹部が担当者と同行して訪問を行っているが、その対象先をリストアップするにも、専門的なプログラムの打ち込みによるデータ抽出作業が必要となり、リスト作成に半日・1日と時間がかかっていた。」

第二に、生データを用いた分析を行うには、担当者個人のデータを分析する場合はともかく、部門単位などになると、Excelではデータ量が足りず思うような分析を行いにくかったこと。

第三には、ピボット大会で優れた発表があっても、その手法を他部門で「真似る」仕組を作ることが難しく、共有や展開にはハードルが高かったこと、などが課題となっていた。

課題を全て解決し、業績進展に貢献するDataNature/E

こうした課題に対応するため、同一業務で用いている複数システムのデータを分析用に一元管理できる仕組を構築するとともに、DataNature/Eの導入を行った。
前述の田中氏によれば、「DataNature導入で、データ抽出を自動化するだけでなく、定型に登録することで、今まで半日・1日かけて作成していた資料が一瞬のうちにでき上がるようになった」。また、「生データそのものを対象とした分析も可能となった」とのことである。しかも「定型活用やボタンを押すという簡単な操作で結果を導き出せることで、Excelの分析手法は良くわからないという幹部社員などでも、自分で分析ができる」効果を得られているという。

ピボットで分析していた時には、データ量とスキルの問題から幹部社員はなかなか自部門分析を行えていなかったが、生データを用いて簡単な操作で分析できることから、幹部社員の目線で分析することが可能となり、経営として大きな成果が得られるようになってきた。
さらに、幹部社員から、データの持ち方について「これでは困る、こうして欲しい」等の要望が明確な形であがってくるようになったことで、現場目線でのシステム上の不具合が見えてくるようになり、期待以上の成果をもたらしているという。

DataNature使用事例

DataNatureを活用し、お客様のニーズにあった重点商品を選定

武蔵野では、経営計画書の中で「DataNatureを活用し、各市場でお客様のニーズにあった重点商品を定め、お客様の満足度を高める」ことをうたっている。売れている商品に注力し売れない商品には力を注がないというスクラップアンドビルドを可能にしているのは、DataNatureを使い何が売れ筋なのかを捕まえる、データ分析力に他ならない。例えば、「以前であれば何でもいいからとにかく売って来い」という指示だったものが、「この市場では今はこれが売れているから、 この商品を重点的にすすめ、こちらではまた別の商品をおすすめする」というように、営業現場の上司の指示が明確になってきた。しかも、指示に従って行動すると結果がついてくるということで、現場の信頼感も高まった。

キャンペーンでも、現場で売れているものを分析した結果、“売れる商品”を対象にするといったことが当たり前に行われるようになっている。
また、コールセンター部門では、日別、時間別のコール数を分析することで、例えば雨の日には電話が少ないなどが見えるようになり、シフト構成に活用し成果をあげている。

成果が出るツールしか使わない~ 小山社長インタビュー ~

Q:DataNatureについてどうお感じですか?
小山社長:武蔵野では、成果が出るツールしか使いません。一般に言われるような良いツールを選定すると大きな過ちを犯してしまう。どれだけ素晴らしい機能があっても、そのツールを用いて会社の業績が良くならないのであれば時間の無駄だし、せっかく投資したものがごみ同然になってしまうのです。今、当社では、DataNatureを用いて成果が確実に出ています。
例えば、ダスキン事業では、モップが一番お客様の需要が高いメイン商品だと思っていたのですが、DataNatureで分析してみると全く違う商品がNO.1であることが明らかになりました。非常にショックでしたが、即座に、その商品のコミッションを1.5倍に引き上げたことから、売上を大きく伸ばすことができました。

Q:効果を引き出す秘訣はありますか?
小山社長:即座に効果を期待しないことではないでしょうか。当社では、DataNatureを使って現場の生データを分析することを指示し、同時に幹部それぞれに、社長の前で自部門の分析結果を発表するスケジュールを示しました。大切なのはフォローと戦略活用です。まず発表の3ヵ月後に、その後どうなったかの報告を求めます。
そのとき初めて本気になり、ようやく本当に使い始めます。当社には自発的にDataNatureを勉強するような社員はいません。自発的とは、経営にとって必要なことをトップが強制すること、そして成果が出たら褒めることです。そうすることで喜んで、本当に自発的になっていきます。
もう1つは、販促費を1.5倍に積み増すなどの戦略変更を、データ分析発表を受けたその場でやってしまうことです。きちんとしたデータで分析しないと異なったアクションを強制されてしまうので、皆、データに真剣に向き合うようになります。
当社では、定例的に月2回実施している「お客様満足度向上委員会」と「経営品質向上委員会」の場で、毎回2チームから分析結果の報告を受け、経営活動に反映させる仕組を作っています。現場現場でお客様に喜ばれていることを数字で社長が把握することが、経営判断に非常に役立っています。そうした意味で、DataNatureには感謝しています。

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DataNature/Eシステム構成図

取材年月:2008年5月
※導入事例でご紹介している情報・内容は取材当時の内容に基づいています。

商品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

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